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2006年2月28日

BATEN KAITOS II

1年ほど前までPS2を所持しておらず、据え置きのゲーム機がGCしかなかった俺。
RPG好きなら当然PS2に行くんだろうけど、そこまでRPGばかりやろうって気もないし、任天堂のゲームである程度おなかいっぱいになれる信者体質。
ただ、たまにRPGやりたいよなーとか思ってたあたりに発売されたのが「BATEN KAITOS」だったわけです。
途中、超重要なネタバレを見てしまって該当箇所を見ても驚くことができず、そこからちょっと進めただけで積んでた時期があったわけですが。
再開後一気にクリアしましたけどねw
売れはしなかったけど音楽や戦闘システムにストーリー、鮮やかな色彩の世界など評価は高かった。
もちろん俺も気に入っている作品です。
他のゲームと比べてどうか、ってのは俺にはわからないんですけどねw

で、そんなゲームの続編が発売ですよ。
まさか出るとは思っていなかった、これが正直な感想というか。
任天堂がごにょごにょしたんだろうか?開発等はそのままなのに発売元が任天堂だしw
今作は前作の「マグナスバトル」のシステムを引き継ぎつつ、同じものとは思えないようなアレンジを加えてきやがりました。
っていうか実際別物だな、戦闘は。似て非なるもの。
音楽はまぁ相変わらずだな、と。
「The true mirror」という前作の通常バトルの曲のオーケストラバージョンなんかも入ってました。
今作の通常戦闘の音楽もいいですね。
ストーリー的には「BATEN KAITOS」の20年前という設定。
ちゃんと前作に繋がるような構成になっていて、たとえば20年後は28歳の彼女とかが子供として出てきたりとか、20年後は17歳のはずなのにまったく変わらない容姿で平然と出てきた-3歳の彼女とか。
・・・ん?
まぁいいか。
戦闘システムやストーリーについては、バテンカイトスの続編としてうまく作られてるなと思いますね。
戦闘は本当によく出来ているし、ストーリーも1の続編(ていうか過去だけど)と考えると悪くないかと思います。
ただ、致命的なバグの報告や不親切とも言える箇所がいくらかあるなど、「ちゃんとデバッグしたのかこれ?」と思えてしまう側面もありますw

以下、ネタバレ含む考察等です

バテンカイトスといえば中盤にある主人公による裏切り行為です。
今回、主人公が裏切ったりするわけじゃないのですが、裏切りっつーか騙しの数だけ数えると今作が上回ってるような気がします。
特にショックだったのが、説明書とか公式サイトでもプレイヤーは主人公に憑いている精霊という設定ですが、それが覆されるという事態が起きるということでしょうか。
主人公は精霊憑きではなくて邪神憑き、邪神であるマルペルシュロが憑いているわけです。
つまりその邪神の役割がプレイヤーであり、精霊=プレイヤーで直接主人公のカラスに接するような前作とはちょっと違うんですよねぇ。
自分→主人公だったのが自分=邪神→主人公になってしまう、同じように見えるけどちょっと違うんじゃないかと思った次第です。
そんなわけでネタバレリストを作ってみる。
・ミリィはバアルハイトの娘で、旅に同行していたのはサギたちを見張るため
・サギは精霊憑きではなく邪神憑き、すなわちプレイヤーは精霊ではなく邪神
・ギロは千年前の戦いのときに土の民によって、神(つまりマルペルシュロ)を殺すために作られた人形であり、邪神(プレイヤーが演じるずっと前)を殺した
・ミリィは小さい頃にマルペルシュロの遺児によって負傷し、体の大半を失ったが、その失った体をマキナ(器械)に置き換えることで生きることができた
・精霊憑きはネロじゃなくてバアルハイト
・サギの親父はネロ
・ネロは本性を現すとすごい顔(すげーこわい)
・シャナトは前皇帝の息子
・ラスト、サギを助けるためにギロが犠牲となる
・マルペルシュロというのはもともと丘の名前
・マルペルシュロの5人は、人々をマグナス化して数々の村を消したワイズマンに抵抗するため、闇の眷属の力を借りて邪神となった
これは憶測ですが、1に出てきた重要人物である「ミローディア」はサギとミリィの娘ではないでしょうか。
根拠として
・体のほとんどがマキナであるミリィに子供は産めないはずだが、エンディングで「天の樹の落枝を使えば人間とほとんど変わらない体が作れる」という台詞がわざわざ入っている
・二人はミラに行き、そしてカルブレン公のもとへ行った(養子縁組?)
・ミローディアの本当の髪の毛の色がサギと同じ
・(ある意味)ミローディアは邪神に憑かれている
・年齢とかつじつまが合う
これが正しいとすると、サギとミリィは十数年後(11年後?13年後?)に流行り病で死んでしまうわけですが。

投稿者 Hikari : 2006年2月28日 19:34